ST警視庁科学特捜班シリーズ:今野 敏

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今野 敏さんのST警視庁科学特捜班が面白くて、シリーズ全10作のうち8作を一気読みしてしまいました。

多様化する現代犯罪に対応するために新設された警視庁科学特捜班、略称STは、警部の百合根友久以下5人のメンバーで構成されている。百合根以外は全員警察官ではなく研究職員で、それぞれの分野のエキスパート。

他のメンバーからキャップと呼ばれる百合根は、少し頼りなげな感じの若干30歳で警部のキャリア組。現場での経験は殆どなく、初の試みのSTを任せられ困惑気味。個性的な5人のメンバーへの対応にも苦慮しながらも、次第にメンバーへの信頼を高めていき自身も成長していきます。

赤城左門は医者の資格を持つ法医学の専門家。しかし、昔極度の対人恐怖症であり、それを克服したものの女性恐怖症が残っている。一匹狼を気取っているが、なぜか回りから信頼される存在で、STのリーダーを務める。

黒崎勇治は毒物などの第一化学の専門家。野武士のような風貌を持ち極端に無口。色々な武道の免許皆伝を持っている。嗅覚が異常に発達していて、匂いを嗅いだだけで化学物質などの特定が出来る。また、容疑者などの汗の匂いなどから、相手の精神状態を見抜く。

青山翔は文書鑑定の専門家。特に精神医学に精通しており、プロファイリングに秀でている。彼は、男でも見とれてしまうような端正な顔立ちをしている。秩序恐怖症のため、彼の机の上は乱雑極まりない。極端に飽きっぽく、口癖は「帰っていい?」。

結城翠は物理担当で紅一点。極端に耳がよく、普通の人には到底聞こえないような距離の会話を聞きとることができる。相手の心音を聞くことで精神状態を見抜き、黒崎とペアで人間ポリグラフィーと呼ばれるほど。抜群のプロポーションを持っており、服装は常に露出過剰気味。青山によると、閉所恐怖症の表れとのこと。

山吹才蔵は第二化学の専門家。実家が曹洞宗の寺で、彼自身も僧籍を持っている。常に穏やかで百合根の唯一の話相手をしてくれる。

そんな彼らが、初めて現場に出たのが、シリーズ1作目の「ST警視庁科学特捜班」。現場とSTとの連絡役の菊川吾朗警部補や現場の警察官に煙たがれながらも、それぞれの能力を生かして事件を解決へと導いていきます。

このあとシリーズとして以下の作品があります。

・ST警視庁科学特捜班 毒物殺人
・黒いモスクワ ST警視庁科学特捜班
・ST警視庁科学特捜班 青の調査ファイル
・ST警視庁科学特捜班 赤の調査ファイル
・ST警視庁科学特捜班 黄の調査ファイル
・ST警視庁科学特捜班 緑の調査ファイル
・ST警視庁科学特捜班 黒の調査ファイル

それぞれの事件を通して、百合根とメンバーの結束が固まって行き、また、菊川警部補との信頼関係が高まって行きます。「~の調査ファイル」では、色の表わすメンバー各人がメインで活躍して、それぞれの人間像が描かれています。ちなみに「黄」は山吹才蔵です。山吹色ってことですね。

ミステリー作品なので、それぞれの事件のトリックをどのように解決していくか、とうことも面白いですが、菊川警部と百合根の人間関係の変化や、各メンバーとの交流という人間ドラマが一番面白いです。

残るは後2作。

・ST警視庁科学特捜班 為朝伝説殺人ファイル
・ST警視庁科学特捜班 桃太郎伝説殺人ファイル

となりました。頑張ろう!でも、最近ゲームが忙しくてねぇ・・・

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このページは、kaneyukiが2009年2月15日 13:09に書いたブログ記事です。

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