自転車関係のコミックって少ないと思っていたのですが、ただ単におやじが興味持ってなかっただけで、結構あるもんですね。
先日、何かの機会に石渡治さんのoddsというコミックを知って、早速読んでみました。
ロードレースで全国2位の実力を持つ高校生が主人公。1位のライバルにいつか勝つことを夢見ています。 ある日、両親と妹が自動車事故にあい、母親と妹が死亡し、父親は植物状態になってしまいます。しかも、父親の借金があり大変な状況になりますが、その事故の原因は自分にあると感じている主人公は、自宅マンションと父親の面倒を自分で見ることを決意します。 しかし、いつかライバルに勝つまでは自転車を諦められない。 そんなとき、自転車を続けながら高収入が得られる競輪を知り、競輪選手になることを目指します。しかし、ロードと競輪は、同じ自転車競技とは言え、使う筋肉も違うし、全く別のものが求められます。 しかも、競輪学校に一発で受かれば、競輪学校卒業まではどうにか生命保険でやっていけるが、もしも落ちれば自転車を諦めて働かなければならないという崖っぷち。 |
でも、やるっきゃない!ということで、がむしゃらに突き進みます。夢は7年間競輪で稼いでから、ライバルの待つヨーロッパへ行きロードでライバルに勝つこと。色々な人たちに出会い、助けられながら主人公の奮闘が始まります。
熱く、切なく、ドキドキするコミックです。一度ピストに乗ってバンクを走りたくなること必至です。
2巻では、競輪の見方をかなり解説しています。京王閣に行く前に読んでおけば、競輪をもっと楽しめたかもしれません。競輪入門書としても最適?
ヤングサンデーに連載されていて、ヤングサンデーの休刊に伴って一旦終了していたらしいのですが、今年漫画アクションで、タイトルを「Odds GP!」に変えて再開したそうです。
今後が楽しみです。